Wu-Tang Clanのアルバム「Enter The Wu-Tang(36 Chambers)」のレビューと元ネタ・サンプリングソース

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今回はアメリカはニューヨーク州スタッテンアイランド出身のラップグループ、Wu-Tang Clan(ウータン・クラン)の1993年にリリースされた名アルバム「Enter The Wu-Tang(36 Chambers)」に使われているサンプリングソースのご紹介。
90年代にヒップホップミュージックを聴いていた方ならば、ほぼ8割くらいはこのアルバムを聴いていたイメージです。そんなに深く聴いていないリスナーでもこのアルバムの中の少なくとも1曲くらいは聴いたことあるのではないでしょうか。
とにかくヒップホップ好きにはおすすめしたいアルバム。

 

 

Wu-Tang Clan(ウータン・クラン)「Enter The Wu-Tang(36 Chambers)」

アルバムの曲リスト

  • 1. Bring Da Ruckus
  • 2. Shame On A Nigga
  • 3. Clan In Da Front
  • 4. Wu-Tang: 7th Chamber
  • 5. Can It Be All So Simple
  • 6. Da Mystery Of Chessboxin’
  • 7. Wu-Tang Clan Ain’t Nuthing Ta F’ Wit
  • 8. C. R. E. A. M.
  • 9. Method Man
  • 10. Protect Ya Neck
  • 11. Tearz
  • 12. Wu-Tang: 7th Chamber – Part II

 

UNDERGROUND(アンダーグラウンド)という言葉がピッタリでこれまでのヒップホップと違った流れを作り出した革命的なアルバムと行っても過言ではないWU-TANG CLAN(ウータン・クラン)の1stアルバム。
現代のヒップホップからは音の質感や音数なども全く違い、現代のHIPHOP好きな方は少し聴きづらいかもしれない。90年代から聴いているせっぷくマスターとしてはHIPHOPはこのぐらいザラザラとしてローなトラックがしっくりくる。
そして何よりそれぞれのラップがかっこいい!曲ごとに個性の出るマイクリレーも◎!
そんなウータンとしてもヒップホップの全体のアルバムから見ても傑作と言える。

 

ウータン・クランメンバー

  • RZA(レザ)
  • GZA(ジザ)
  • Ol’ Dirty Bastard(オール・ダーティー・バスタード )
  • Method Man(メソッド・マン)
  • Raekwon(レイクウォン)
  • Ghostface Killah(ゴーストフェイス・キラ)
  • inspectah deck(インスペクター・デック)
  • Masta Killa(マスタ・キラ)
  • U-God(U-ゴッド)
  • Cappadonna(カパドンナ)※2枚目のアルバムからの加入でこのアルバム時には未所属

 

Power106のYoutube Channelにて動画を公開

今回ご紹介するのは、アメリカロサンジェルスのFM局Power106「Power 106 Youtube Channel」にて、Wu-Tang Clan(ウータン・クラン)「Enter The Wu-Tang(36 Chambers)」のリリース23周年を記念して、アルバムで使用されているサンプリングソースを公開する企画にてご紹介されていました。アルバム収録の曲の中から10曲大公開されています。

 

1, Wu-Tang Clan – Bring Da Ruckus


動画引用元 :Youtube channel「WuTangClanVEVO

まずはアルバム中1曲目の「Bring Da Ruckus」。プロデューサーはRZA。
コーラス部分はRZAが担当し、1バース目はGhostface Killah、2バース目はRaekwon、3バース目はInspectah Deck、4バース目はGZAとマイクリレーが繰り広げられる。
サンプリングソースはドラムが特徴的なとても気持ち良い1曲。Melvin BlissのSynthetic Subsitution!

サンプリングソース:Melvin Bliss – Synthetic Subsitution

 

2, Wu-Tang Clan – Shame On A Nigga

Shame on a N***a
カテゴリ: ヒップホップ/ラップ

アルバム中2曲目の「Shame On A Nigga」。プロデュースはRZA。
イントロでRaekwonが登場。1バース目はOl’ Dirty Bastard、2バース目はMethod Man、3バース目はRaekwon、4バース目はOl’ Dirty Bastardとマイクリレーが繰り広げられる。

サンプリングソース:Syl Johnson – Different Strokes
Different Strokes (Original Cut)
カテゴリ: R&B/ソウル

 

3, Wu-Tang Clan – Clan In Da Front

Clan in da Front
カテゴリ: ヒップホップ/ラップ

アルバム中3曲目の「Clan In Da Front」。プロデュースはRZA。
イントロからRZAが担当。コーラスとラップはGZAが担当している。

サンプリングソース:The New Birth – Honeybee +
The Lonious Monk – Ba-Lue Bolivar Ba-Lues Are

Honeybee
カテゴリ: R&B/ソウル

 

4, Wu-Tang Clan – 7th Chamber

Wu-Tang: 7th Chamber
カテゴリ: ヒップホップ/ラップ

アルバム中4曲目の「7th Chamber」。プロデュースはRZA。
全てのメンバーが参加したコアな1曲。怪しげでスリリングなトラックにマイクリレーが気持ちよく、それぞれのラップも良い!HIPHOPクラシック!

サンプリングソース:Dr.Lonnie Smith – Spinning Wheel
Spinning Wheel
カテゴリ: ジャズ

 

5, Wu-Tang Clan – Can It Be All So Simple


動画引用元 :Youtube channel「WuTangClanVEVO

アルバム中5曲目の「Can It Be All So Simple」。プロデュースはRZA。
イントロではRZA & Raekwonが担当。コーラスにRaekwon & Ghostface Killah。
そして1バースはRaekwonのラップ、2バース目はGhostface Killahがラップする。

サンプリングソース:Gladys Knight & The Pips – The Way We Were/Try To Remember
The Way We Were / Try To Remember (Live)
カテゴリ: R&B/ソウル

 

6, Wu-Tang Clan – Da Mystery Of Chessboxin’


動画引用元 :Youtube channel「WuTangClanVEVO

アルバム中6曲目の「Da Mystery Of Chessboxin’」。プロデュースはRZA。
6バース目にはアルバムで唯一Masta Killaがラップで参加している。

サンプリングソース:Otis Redding & Carla Thomas – Tramp
Tramp
カテゴリ: R&B/ソウル

 

7, Wu-Tang Clan – Wu-Tang Clan Ain’t Nuthing Ta F’ Wit


動画引用元 :Youtube channel「Brooklyn Zoo

アルバム中7曲目の「Wu-Tang Clan Ain’t Nuthing Ta F’ Wit」。プロデュースはRZA。
この曲がクラブでかかるとテンションがめちゃくちゃ上がる!超縦ノリな1曲。
イントロ・コーラスと1バース目のラップ、さらにアウトロはRZA。
2バース目でInspectah Deckがラップし、2バース目はMethod Manがラップしている。

サンプリングソース:Biz Markie feat.T.JSwan – Nobody Beats The Biz
Nobody Beats the Biz
カテゴリ: ヒップホップ/ラップ

 

8, Wu-Tang Clan – C. R. E. A. M.


動画引用元 :Youtube channel「WuTangClanVEVO

アルバム中8曲目の「C. R. E. A. M.」。プロデュースはRZA。
ぶっといベースにゴリゴリのドラムとピアノのループが絶妙にマッチする名曲。
イントロはMethod Man & Raekwonが担当。1バース目のラップはRaekwon、2バース目はInspectah Deck。コーラス部分はMethod Man。

サンプリングソース:The Charmels – As Long As I’ve Got You
As Long As I’ve Got You
カテゴリ: R&B/ソウル

 

9, Wu-Tang Clan – Method Man


動画引用元 :Youtube channel「WuTangClanVEVO

アルバム中9曲目の「Method Man」。プロデュースはRZA。
ウータン所属のアーティスト「Method Man(メソッドマン)」の名前がそのままタイトルになった1曲。コーラスとラップはMethod Man。イントロではGZAが参加。アウトロではRZAとGhostface Killahが参加している。

サンプリングソース:Hall & Oates – Method of Modern Love
Method of Modern Love
カテゴリ: ロック

 

10, Wu-Tang Clan – Tearz

Tearz
カテゴリ: ヒップホップ/ラップ

アルバム中11曲目の「Tearz」。プロデュースはRZA。
イントロと1バース目のラップはRZA。2バース目はGhostface Killahがラップしている。

サンプリングソース:Wendy Rene – After Laughter(Comes Tears)
After Laughter (Comes Tears)
カテゴリ: R&B/ソウル

 

今回は動画からアルバム「Enter The Wu-Tang(36 Chambers)」のサンプリングソースご紹介でした。
曲のルーツを深く掘っていく事も、音楽の楽しみ方の一つでとてもおもしろい!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた次回。

 

・ウータン・クラン(Wu-Tang Clan)アーティスト公式サイト
http://www.wutang-corp.com/

・Youtube Channel「Power 106 Los Angeles

・Power 106公式サイト
http://www.power106.com/

 

参考商品

Wu-Tang Clan – 燃えよウータン(期間生産限定盤)

Wu-Tang Clan – W

Wu-Tang Clan – Wu-tang Iron Flag

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