2017年3月23日、とんでもない..本当に凄い大発表がありましたね。
そぉ、日本初の24時間HIP HOP専門ラジオ局『WREP』が開局し2017年4月1日より放送を開始します。
24時間ですよ!?
いつでもラジオつけたらHIP HOPの情報や楽曲が聴ける訳です。
これがどれだけ重大事件か!?
あなたも私も時代の目撃者、歴史が動いた瞬間を目の当たりにしているんです。
山が動いたと言っても過言ではない..
今日はそんな話。
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Contents
HIP HOP 専門ラジオ局『WREP』局長 Zeebra
ラジオ局『WREP』の局長は、
おなじみフリースタイルダンジョンのオーガナイザーでもあり、
ジャパニーズヒップホップシーンの開拓者の1人、
我らがZeebra氏。
管理人がどうしても紹介したいリリックがあります。
まずは約20年前、1998年6月17日リリースの、
Zeebraさんの1st アルバム『THE RHYME ANIMAL』より..
『東京の中央』3rd バース
日本中至る所に居るB
ライブの動員がその印
南沖縄 北は北海道
同じ志 同じ態度
だがまだ物足りない
この音が日本占める割合
テレビじゃ出てても深夜枠
それじゃせっかくの俺の韻が泣く
出たくない物は何ひとつ出ず
何も加えず何も薄めず
内容手法全てこのまんまで
所かまわず朝から晩まで
どんな固定観念ももうじき
塗り替えてやるぜ古い公式
攻め込む上の領域
ぶっ壊す今までの常識
続きまして、2010年2月3日
RHYMESTERの『マニフェスト』の初回版ボーナストラックに収録されたこれ!
『ONCE AGAIN Rmix』 RHYMESTER feat. DABO, TWIGY, Zeebra
Zeebraのバース
しかめっ面でフード被って
固く閉ざされた扉蹴破ってから何年?
ヒップホップ元年の名場面
未だ燦然と輝くあのSunday
マジSo beautiful golden age
城南ハスラー でまかせ 証言 Days
It was a good day, hood day
忘れられねえ
今もぶってえ絆感じ
Runnin’this rap game
We’re the rap history,
we’re the kings
だがキングにはキングの任務がある
常にヴィジョンをクリア 次の風を読む
そしてボムまた仕込むInside my dome
ニューリーダー達と取る連携プレイ
新たな線描き出す点と点
今か今かと待ち侘びた奴
東の空見上げな 光が射す
この2つのバースでZeebra氏がシーンの事をいかに考え牽引してきたか..を語るには浅いのかもしれなけど..はい…
伝わる人には伝わるかなって思って紹介してみました。
1998〜2010〜2017〜管理人の思い出。
『東京の中央』のバースが1998年で『ONCE AGAIN Rmix』のバースが2010年だから大雑把に12年間、そして現在2017年なので19年、もー約20年って言いたい..本当に色々な事がありました。
ここからは、ざっくり書きます。
※あくまで個人の思い出です。
まず当時、土曜深夜 RicoがパーソナリティーでMUROがDJを担当してたラジオ、『Hip Hop Journey Da Cypher』 J-WAVE (1997年4月5日 – 2002年3月30日 終了 途中から朝日新聞がスポンサーになった。)でGUESTで日本語ラップ・アーティスト出演時の時に生の声が聞ける。地上波の深夜枠やMTV JAPANの番組で、MVやインタビューそして人と成りがわかる。
情報が少なかっただけに、それだけでテンション上がっていた時代ですよ。
そのラジオ内でマンハッタンレコードのリリース情報も配信していたので、チェックしては次の日曜日にレコードを買いに行ってました。
今の様にネットでポチっとな時代ではないし、レアなアナログ盤なんか行列ができるほど。
学校サボって買いに行った事だってありました。
例えば..
LAMP EYE : 『証言』
Misia : 『つつみ込むように』
..などなど。
しかも、どちらの楽曲もアナログとCDではバージョンが違うんですよね。
ラジオ以外だと、
同じくRicoがVJを務めていたMTVを
スカパーに加入している友人に録画してもらい
譲ってもらってました。
Ricoめっちゃ可愛いし、キャラも良かったですよね。
※ってわかる人しかわからないけど..
時は流れて..
そんなアンダーグランド感満載の日本語ラップ・アーティストが2000年 『森田一義アワー 笑っていいとも』”テレフォンショッキング”にてZeebra、ラッパ我リヤ、RHYMESTERが出演した時は、ついにこんなところにも彼らがって思ったし…
RIP SLYMEのメジャーデビューシングル『STEPPER’S DELIGHT』(2001年3月22日リリース)が10万枚売れた、翌年2002年7月25日に日本語ラップ・アーティスト初の武道館でライブを成功させる訳ですね。
武道館ライブを実現したヒップホップアーティスト。
- RIP SLYME (2002年7月25日 以降も何度も武道館でライブを行っている。)
- KICK THE CAN CREW (2002年11月30日)
- m-flo (2005年11月2日)
- KREVA (2006年4月28日、2010年10月13日&14日、2014年9月7日)
- RHYMESTER (2007年3月31日)
- SOUL’d OUT (2007年4月27日)
- SEAMO (2008年1月20日)
- Zeebra (2008年11月1日)
- HOME MADE 家族 (2009年1月11日)
- AK-69 (2014年3月5日)
- Hilcrhyme (2014年10月14日)
ラッパーが武道館で!?
って感じだったし、上記の中でもRHYMESTERとZeebraに関しては・・・他と比べても・・・
それから、宇多丸師匠が普通にTBSラジオで喋ってたり、世界不思議発見の回答者やってたりして..
今じゃAbemaTVにヒップホップ専門チャンネルがあって、フリースタイルダンジョンがあってって話。
でもって、2017年4月1日24時間HIP HOP専門ラジオ局『WREP』が放送開始する。
そんなこんなが、ありつつなんですよ…
本当に書ききれない!!
所感
24時間のHIP HOP専門ラジオ局『WREP』が開局という事ですが、個人的にこれは歴史的な事なんですよ。
大昔の話で言えば、テレビが一家に一台置かれるのが当たり前になった。個人が1台携帯電話を持つようになった。今はスマホですけど…そんなレベルだと思ってます。
何度も書いてウザいようですが、24時間。
HOTTEST HIPHOP ALL DAY ALL NIGHT!!
つまり..
- 聞きたい時にHIP HOPが聞ける。
- 楽曲、リリース情報が手に入る。
- アーティストが、プロモーションする場所を確保できる。
- アーティストの人柄がトークなどでわかる。
- ヒップホップ業界人の新たな職場が増える。
- つければ、やってる。(聞きたい時に聞ける/暇があれば聞ける)
- 作業BGMもこれでOK!?
- 夜行バスでも退屈しない!?
本当に凄い時代ですよ。これ。
情報を必死に探していたあの頃から考えれば..
本当に感慨深いです。
..という事で..
管理人の
HIP HOP専門ラジオ局『WREP』が開局に対する所感は、
「感慨深い..」でした。
そんな雑記..
ありがとうございました。
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